シンプルであることの強さ(テスラシリーズ）
テスラ シリーズと題してテスラ関連のニュースや自分の考えをお伝えできればと思います。今回は、テスラが他の新興EVメーカーや既存の自動車会社よりも優れているのかをお話できればと思います。
スマートフォンで同じことを見た。
僕はテスラが大好きですが、それと同じくらいAppleが大好きです。
Appleといえば、現在スマートフォン市場で独占的な地位に君臨して言います。
少し意外に感じる方もいるのではないでしょうか？
実際Appleは出荷台数で見ると世界で3位に位置します。
しかし、これを利益ベースで見ると状況は一変します。
2018年スマホの利益87%を独占したのはAppleでした。（参考：Forbes）
シェアわずか12%のAppleがほとんどの利益を独占しているのです。
iPhone成功の秘訣は”シンプル”
僕は、なぜiPhoneがこれほどに素晴らしいのか気になり、ジョブズ関連の本を読み漁りました。
その中で、「Think simple アップルを生み出す熱狂的哲学」という本に出会いました。
この本では、「Appleは、病的なまでにシンプルであろうとすることで成功している」と書かれていました。
Appleは組織のマネジメントから、製品はもちろん、梱包するための箱にまでシンプルさを要求します。
シンプルにする事で無駄なコストを削減し、利益率を高めながら最高の顧客体験を作り出すことができるというのです。
スティーブ・ジョブズはこのように語っています。
That’s been one of my mantras — focus and simplicity. Simple can be harder than complex: You have to work hard to get your thinking clean to make it simple. But it’s worth it in the end because once you get there, you can move mountains.
私のマントラさ-集中とシンプルだ。シンプルであることは複雑であることよりも難しい時がある。簡潔に、そしてシンプルに考えるには熱心に取り組まなくてはいけない。しかし、やり遂げる価値はある。なぜなら、一度そこにたどり着けたなら、山をも動かせるのだから。
確かに、アップルでの体験はいつもワクワクさせられます。Apple storeはほかのどのメーカーのものよりも使いやすく、iOS のインターフェイスは直感的に操作できます。
メディアではよく「iPhoneが製品として優れているのは、ソフトとハードの両方を作っているからだ」という主張がみられます。しかし、その考え方はちょっと違うのではないでしょうか？
確かに、ソフトとハードを自前で設計していますが、これはシンプルであることを追い求めた副産物のようなものだと思っています。
テスラは文字通り車業界のApple
テスラ は自動車界のアップルと呼ばれます。 まさにその通りだと思います。
テスラにはスティーブ・ジョブズのようなイカれた経営者と、優秀なエンジニアが揃っています。
イーロンマスクは スティーブ・ジョブズではありませんが、似ているところもあります。イーロンマスクは彼自身がエンジニアであるということもあり、すべてのことを物理の第一原則に従って考えます。
故に既存の車メーカーの常識なんかは完全に無視します。
有名な話ですが、テスラの車には電源ボタンついていません。イーロンマスクは、いちいち電源ボタンを押す意味がわからなかったようです。
結果的にテスラもシンプルを追求した設計になっています。
モデル３を見たときは、とても興奮しました。
他にあんな車はないでしょう。これぞEV、いやテスラだからこそ作れる車だと思いました。
そのモデル3は生産を巡って様々な問題が叫ばれていますが、これは小さなことがと思います。iPhoneに防水がないから日本では流行らないと言うのと同じくらい些細なことです。
モデル3の生産が軌道に乗り、モデルY・新型ロードスターへと続いていけば株価は大きく飛躍していくと思います。
今回のまとめ
テスラのことを書くつもりが半分以上Appleについて書いてしまいました。
シンプルに書くのも難しいものです。
テスラが成長する根拠は他にもたくさんあるのですが、文書力と字数の問題でまた次回以降にお話しできればと思っています。
今後も言いたいことがしっかり伝わるように精進して行きたいと思います。
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